2009年10月12日

もう2年…。

昨日は弟の3回忌の法要でした。
2年前の10月下旬、弟はあまりにも突然にいなくなりました。
自らの命を絶ちたったひとりで天国に逝ってしまいったのです。
姪から連絡を受けてからの事はあまりよく覚えていませんが、ただひとりの弟をなくした事は私自身に大きな衝撃をもたらしました。
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私と同様、大して勉強もできず親を困らせてばかりの子でしたが、心がやさしくサービス精神旺盛の子でいつも面白い事を言っては人を笑わせていたのである意味ご近所の人気者でした。
葬儀の際は本当にたくさんの方が見送ってくださいました。

「そんなに弱い子だったの?」「どうしてもっと話を聞いてあげなかったの?」自問自答しながら悔いました。
主人の手前ベソベソ泣くわけにもいかず、しばらくは毎日のようにお風呂の中で声を殺して泣いていました。
でも弟は宝物を残してくれました。
素直で可愛い二人の姪達です。
この子達を通していつまでも弟は私達の身内としていつも近くにいるような気がします。

今、私達にはありがたい事に兄や弟みたいな年代の仲間が全国にいます。
友人やご近所の方々もそうです。
いつも色んな場面で助けてもらったり励ましてくれます。
「近くの人(側にいる人)を大切にする」
「人の話を聞いてあげる」
私自身の一生の課題です。
自殺者の数は年々増え昨年は32,249名。
交通事故で亡くなった方は5,155名ですからその6倍以上もの人数なのです。
今や日本は『自殺大国』とも言われています。
もはや社会問題としてケアしなければこれからまだまだ増える事になるでしょう。
残された人の悲しみが少しでもわかる身としては、国ぐるみで対策をしていかないと個人、地域レベルではどうしようもないところまで来ているのかもしれないよいうな気がします。
ガンや生活習慣病予防と同じように心の病気のケアにも力を入れてほしいですね。
20、30代の若年層がこの世を嘆くなんて本当に変な世の中です。
どうかみんなが幸せでありますように。
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posted by りょうこ at 23:59| 広島 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 家族や身内の事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする