5月10日より着工しました佐伯区五日市1丁目・N様のお宅をご紹介します
【屋根塗装】遮熱仕様(アステック エナジースター IRグロス)
【付帯塗装工事】軒天・破風板・樋・土台水切り・基礎巾木
N様のお宅は築11年『トータテハウジング』のステキな洋風住宅です。
調査をしたのが昨年6月、約1年経っての着工です。
実は今回の工事、弊社は屋根と付帯部分の塗装のみ。
『トータテハウジング』さんのシーリング打替え工事に便乗させてもらう形の工事になりました。
だから足場もトータテさんに使わせていただくという感じです。
N様のお宅の屋根材はモニエル瓦。
モニエル瓦とはセメントと川砂を混ぜ合わせて作る乾式コンクリート瓦です。
コンクリートの表面のみにカラースラリー層というセメントを粉状にしたものが薄く吹き付けてありその上にアクリルのクリアー塗装がされています。
紫外線や雨などの影響で劣化するにつれ中性化が進みスラリー層はドライアウト状態になり瓦の表面は粉を吹いたようになります。
防水性を失った瓦は絶えず湿った状態となりカビや苔も繁殖してきます。
表面 小口 裏面
予備の瓦と比べて見ると一目瞭然ですね。
元々真っ黒だった瓦が色艶を失い全体的に白っぽくなっています。
外壁はINAXの「エクセリア」というサイディングボード。
無機塗装タイプの窯業サイディングボードです。
現在は廃版になっていますがメーカーいわく30年以上の耐久性で塗替えは不要
クリアーの塗装をしようかと思いましたがちょっと怖くてできないですね。
高圧洗浄も不可なのですがメーカーさんに問い合わせてみたところシャワー程度の水圧ならOKという事を聞いたので水をかけ流す程度の洗浄をしました。
このように最近は塗装ができないサイディングボードも多くなっているので私達塗装業者も常に注意と勉強が必要です。
色褪せした破風板や樋は黒のフッ素塗料で塗ります。
メリハリができて新築時のように再生できると思います。
屋根の色を決める際に弊社で工事したモニエル瓦のお宅をたくさんご覧いただきました。
結局は元の色(黒)に収まってしまいましたが
工事のほうは順調に進んでいます。
毎日職人さん達にお気遣いをいただく施主様に心から感謝です。
残りわずかですがどうぞよろしくお願い致します。
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