町中では選挙カーが声も高らかに行き交います。
候補者、後援者みなさん本当に大変だと思います。
私も一昔前、お知り合いに頼まれて選挙のお手伝いをした事があります。
広島県山県郡の、とある町の町議会議員の選挙でした。
事務所の電話番くらいならとかる〜い気持ちでお引き受けたしたのですが…トンデモナイ

役場で行われた選挙の事前説明会に行ってくれ〜?ひとりで〜?「まぢで〜〜〜???」
そして告示の日。
事務所からひとりが代表でくじ引きをします。
その番号でポスターを貼る位置などが決まります。
「アンタ行って来い。」「まぢで〜〜〜???」
私が引いた番号はなんと末番号

落ち込む私にみんなは「かえって目立っていい。」と言ってくれました。
こうして始まった1週間の選挙。
自分で作った原稿を手にして町内の住民の方に片っ端から

(昔テレアポ経験があったのでこ〜いうのは結構得意なんです

選挙カーにも乗りました。
日が経つにつれ候補の顔色はみるみる悪くなりげっそりと痩せていき心配でたまりませんでした。
朝8時から夜8時まで街宣車に乗り、選挙事務所や後援者に気遣いながら過ごすのですから疲れは相当です。
ウグイスさんの徹底したプロの仕事ぶりにも驚かされました

徐々にスタッフも殺気立ってきました。
私も本気モード

投票日前日また

「苦しい戦いをしています。」あふれる涙をぬぐいながらの最後のお願いでした。
そして運命の投票日

夜遅く開票が始まりました。
もちろん私も選挙事務所で今や遅しと結果を待ちました。
中間報告が入ってきます。
「お〜〜〜〜っ。」「いける、いける。」「いやいや。」
もう胃がおかしくなるほどでした

そして前回涙を飲んだ候補は見事8位で当選

事務所組と自宅待機組みんなで喜び合いました。
みんなで泣きました。
情報屋(私が名づけた)のおばちゃんも泣いていました。
物静かな候補の義弟さんが声を押し殺して泣いていた姿は今でも忘れられません。
当選確定後の挨拶で「私はこの4年間を40年にも感じていました…」
前回落選した候補だからこその重みのある言葉でした。
私の事にも触れてくださりました。
胸が打ち震えるほどの感動でした

そんな感動は出産した時以来でした。
毎日早朝から高速で通い、全力尽くした私は燃え尽き症候群になってしまいしばらくはボ〜ッとしてしまいました

選挙は本当に大変だという事を身をもって知った熱〜い夏でした。
候補者はそれはもう命がけですからね。
明日はいよいよ我が娘あっこちゃんウグイス嬢デビューです

東区あたりに出没します。
みなさん、手を振ってやってね〜

緊張して声うわずってたりして…ウシシ


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